30年後の生活(ボクが死ぬ頃)

 

自分のというか、私の周りの人の生活の変化について、想像してみたい。

 

・いわゆるスマホはなくなっている。たぶんVRゴーグルぽいメガネ、イヤホン(メガネと一体型、ツルの部分に骨伝導スピーカー内蔵+マイク)、時計的なデバイス、アップルペンシル的なデバイス(情報入力用)でたいがいのことが済むんじゃないかな。ということは、メガネ製造の高い技術力や各自の顔に合わせた装着感の高いメガネをつくる技術が重要視される。3Dスキャナで顔のデータをとり、それに合わせたアダプタや鼻当てなどがカスタマイズされる。メガネのレンズは、半透明の液晶になり、スイッチひとつで透明にも、半透明にもなる。透過型の情報提示がされる。ガンダムのシャーのマスク的なデバイスか。

・新自由主義的な経済政策をとる国と、愛国左翼的な経済政策をとる国で世界がぱっくり二つに分かれる。ともにポピュリズムに基づく。日本は新自由主義的な経済政策をとり、経済社会階層の2極化が今以上に進む。若者のテロ行動が問題になる。ダークウェブの中に急進的な社会改革どころか社会破壊を唱えるグループが出て、人気を集める。ダークウェブへのアクセスが簡単になり、若者の約8割はダークウェブ上で別人格を作る。政府や通信会社はダークウェブへのアクセスを制限しようとするが、従来のインターネットとは全く違う経路を使うダークウェブが作られる。どうもガス管や水道管がその通信経路の一部になっている。

 社会維持を目的として20歳から25歳での強制的な結婚を社会制度化する政策を打ち出す政党が人気を集める。強制結婚したカップルの社会的、心理的問題を調整する職業を設置する。もちろん強制結婚と言っても、ランダムに結婚させられるのではなく、性格、行動特性、価値観、趣味、地域などを配慮してのカップリングとなる。またそれを支えるために、中学、高校において、恋人、夫婦、家庭経営などに関する授業が週に5時間を設定する。5年に一度、どちらか片一方から申し出があれば、離婚、再カップリングが行われる。20年後というよりは50年後か。この時、外見的な好みを制御するために、埋め込み型のコンタクトレンズ型デバイスが使用される。Snowアプリのように、結婚相手が非常に自分の好みに合って可愛くまたは格好良く見える。また遺伝子技術により遺伝子レベルでの整形も非常に簡単に行われる。しかも遺伝子ハッキングがDIY的に行われるようになる。現在の家庭用3Dプリンタと同様に、家庭用遺伝子並べ替え器。アンダーグランドでは、男性の女性化、女性の男性化、さらには男性でも女性でもない男女へは分類不可能な性へとはしる者たちがいる。

・日本がというより、世界全体に結婚する人が圧倒的に減る。また30年後には人工子宮による人間の誕生が安全かつ倫理的な技術として社会的に認められる。50年たたないうちに、全人類の約半数が人工子宮による誕生となる。家というアイデンティティが薄くなる。このことで悩むかというとそうでもない。ベーシックインカムの社会制度化とともに、家族という経済的サポートがなくとも成長、生活維持ができるようになる。誕生の技術化が進むとともに、死の技術化も進む。自死の決定が尊重され、特別の施設や管理下において、死を迎えることができる。死の前に、自分の行ってきたことや考えに関する記録をまとめ、そのデータを保管できる施設ができる。国立のものもあるし、民営のものもある。多くの人が関係のない誰かの生の記録を閲覧する。たとえばAI的なものにより、30時間の記録が2時間にまとめられる。また関連する人達の記録も参照できる。さらに様々なビックデータからその記録の裏付けや記録されていない側面も明らかになる。その記録には学歴、職歴のような公的なもの、支払いの記録、GPSの記録、メールメッセージの記録なども含まれる。それらだけでなく、Amazon Echoなどに記録されたもの、街角の監視カメラなども全て含まれる。セクシャルなもの、犯罪的なものも結局すべて明らかになる。こういう社会になると、隠すとか、恥ずかしいという感覚が無意味になる。クリアなもの、だれも否定できない明確なものが尊ばれる。私的感覚が薄まり、公的な感覚が強まる。人間のアリ化が始まるかも。そういった中で、私的な領域を育む教育の必要性が強く叫ばれる。しかし「私とは何か」という問いが急速に陳腐化する。

・国家の発行する通貨と仮想通貨の闘いの果て、仮想通貨が圧倒的に勝利する。もちろんローカルマネーとしての国家発行通貨は残る。また超ローカルマネーやごく一部の趣味やライフスタイルのグループを基にしたローカル仮想通貨(単なるポイント?)が根強く流通する。しかし世界的な取引の約6割以上は仮想通貨となる。仮想通貨を保持した者はいわゆる億万長者になるが、過剰な資産を積み上げることがあまり意味のない社会となっていて、高額所得者に重めの課税をしてもそれを批判がましく言う者はいない。お金があっても他者から評価されない者や信頼が低い者が息苦しい社会となる。

 またポケトークの進化形のようなデバイスやアプリの出現で、特定の国に住むことに拘る必要がなくなる。同じく、信用スコア・システムの進化(国際化、透明化等)やICタグにより、世界全体の民度や物の信頼感(トレーサビリティによる)が急激に上がり、日本だけや日本製が安全とかいうことがなくなる。世界全体が急速に安全化する。高信頼社会になったことにより、商取引や資本主義の発達が加速度的に進む。教育システムの自動化や高度化もこれを下支えする。自国の文化を大事に思うように、他国の文化も尊重する。ただし、自国他国を問わずそれぞれ個人の人権は大事にする。例え文化であっても女性というだけで何かに縛り付けられるとか、男性だからこうでなければならないというのは望まれない。

・未来の学校においては、個別指導的な授業スタイルが進む。例えば、1時間目は皆で本を読む。2時間目から4時間目はタブレット等の電子教科書+ドリルを行い、分からないところは超受験サプリによる動画学習、それでも分からなければ教室にいる先生に聞く。5時間目の体育は体育館に設置してあるジムマシーンで体を鍛える。希望者はそれぞれバスケットやサッカーなどのチームスポーツをする。また学外の地域スポーツクラブの活動も加味される。6、7時間目は人間関係や社会生活に関する総合教科(今の家庭科、技術科、道徳)を学ぶ。週に何度かは調べ学習的な授業あり。学年制度はあるが、進度はそれぞれであり、小学校卒業試験、中学校卒業試験、高校卒業試験をそれぞれ受けて進学していく。例えば、小学校卒業試験は、2万問の問題の中から出題される。問題パターンはある程度分かっているが、細かい数値や問われる場所が変わるので単なる暗記では回答できない。また読書歴(読んできた本のページ数、文字数等)、運動歴(体力測定結果)なども加味されて小学校卒業を判定される。別に10歳で卒業しても良いし、13歳14歳になっても構わない。子どもの発達に差があるのは当たり前という考えである。

・世界的な人口減と農業技術革命により、いわゆる食糧危機はなくなる。培養肉や人工栽培技術のパーソナル化により、基本的な食料の個人栽培の促進が行われる。例えば、冷蔵庫の中に培養肉器があり、4人家族用の肉が毎日生産される。またベランダの片隅に水耕野菜栽培器が複数あり、ほぼ自動的にレタス、キャベツ、白菜、トマトなどが生産されている。これらの機器は当初高価だったものの、急速にDIY化が進み、多くの家庭に導入される。スーパーでは、培養肉用、水耕用の種、薬品、肥料がおいてある。ただし、買いに行く人は少なく、多くはネットからの注文を受けて配達される。スーパー内は超小型ドローンが飛び回り、ネット上から品物の様子を確かめてから注文している。それならば倉庫でも良い気がするが、ときどき実店舗に行って、何があるかをリアルに知りたいという欲求もあり、スーパーがなくなるということはない。そのため、豊富に品物を供えた実店舗に入店するのに入店料が必要なサロン的な店も出てくる。貧乏人はネットで買えという時代が来る。

・物流は、自動化が叫ばれる。先進的な地域、国ではドローンやロボットによる配達が進む。日本では、宅配ボックスの新築、改築物件への設置義務化、宅配ボックスの規格化(サイズ、防犯、ドローン対応)が行われる。宅配ボックスのIOT化も進み、配達されると連絡、配達者の撮影、受取人の撮影が行われる。

・グーグルマップの将来像として、500mおきに、ドローンが空に浮かんでおり、その時のリアルな様子を即時に見ることができる。閲覧者からも操作可能であり、移動、ズームなどができる。またスライダーにて、1時間前、2時間前、1ヶ月前、1年前、5年前、10年前、20年前などとその時の様子を見ることができる。グーグルカーはいなくなる。ほぼリアルタイムに人の移動が記録されているため、現実世界での犯罪がほぼなくなる。サイバー上の犯罪はわずかに残るが、これも社会制度、システム技術開発により非常に実行が困難になる。

・グーグル、アップル、フェィスブック、アマゾンの4社とも、30年後には存在していない。政府の規制および新興のサービスへの置き換りが発生している。グーグルのページランクのサービスはAIが意味的なまとまりを作る、昔のYahooのようなサービスに優位性を譲る。グーグルマップのみがイメージ的には古くさいサービスとして残る。youtubeも動画のアーカイブとしては残るが、人気配信者や著作権の問題で他のサービス提供者に囲い込まれてスカスカのサービスとなる。アップルも物を作る会社ではなく、サービスを提供とする会社になるも、変化について行けず、切り売りされて、一部に名前が残るのみ。フェィスブックも同じく。アマゾンはあまりにも巨大化し、時代の変化について行けず。シェアエコノミーへの対応が遅れ、メルカリにやられる。はてなはなんとか生き残るが、メインのサービスが「はてな老人シェアホーム」となる。 

 

・そんな中、「昭和や平成はよかったなぁ」と、キャンピング飛行船の中で昭和TVチャネルの水戸黄門を見ながら、一人だけで死んでいく私であった。

 

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