昭和における失敗:バレンタインデーに自爆することについて。

今週のお題「わたしとバレンタインデー」

いわゆる恋愛場面において熱々な感じのバレンタインなど一度もないです。もちろん妻にもらうもらうのだが妻は生来、劇場的に振る舞うことやマーケティング的に振る舞いを決められることが大嫌いなので、バレンタインのチョコもしょうがなしにくださってますね。

 そんな風にバレンタインに縁のない私でして、まぁ縁のない生活を今も昔も送っております。愛を告白されるような立ち位置には10回ぐらい生まれ変わって徳を積まない無理そうなくらい縁のない生活です。

 

  昭和の高校時代の2月のある日、たまたま自宅で祖母が取っていた婦人画報を読んでいたら次のような記事がありました。オーストリアのウィーンでは、ココアではなく、チョコレートをナイフで小さく削って溶かしてホットチョコレートを飲むのが冬の楽しみであると。

当時、明治のココアミルクがせいぜいだった広島の田舎でホットチョコレートという言葉にボーッとした私はすぐに自転車で1分ほどのよろず屋に行きました。お菓子の棚に小分けされたチョコレートを見つけてさあ削って飲むぞとレジに持って行きました。レジのおばちゃんに

 

「○○ちゃんもバレンタインじゃけぇ、チョコレート買って食べるんじゃねえ」

 

とニヤニヤしながら言われました。

 

全くバレンタインのことが抜けていて、その瞬間、はっと現実に引き戻される感じがしましたね。

 

『あー、こんな日に近所でチョコレートを買ってしまうと!! 大失敗』

 

まぁ切り替えは人並み外れて早いので、家に帰る頃にはどうでもよくなってましたがね。