映画「ナチス第3の男」を観た

伏見の映画館にて、「ナチス第3の男」を観てきました。

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以下感想。ネタバレあり

 

・第3の男のハイドリッヒを強調した自伝的なストーリーかと思いきや、妻、レジスタンスなど、4本ぐらいの軸があった(群像劇とまでは行かないが)。ハイドリッヒの描かれ方がいまいち薄い気もした。もともと薄い人物だからナチスにハマるのか。悪の凡庸さでしょうか。

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ハンナ・アーレント 予告編 - YouTube

「ハンナ・アーレント」も考えさせるいい映画でした。 

・私は、分かりやすすぎるストーリーとか、何が言いたいのかさっぱり謎なストリートかは速効で寝てしまう人なのですが、この映画は全く眠気が来ませんでした。面白かった。

・単なるドンパチ系の戦争映画と違いセックスのシーンが多い。昔、ユングの心理学について書いていた秋山さと子さんのエッセイを読んだときに、WW2当時のシンガポール陥落戦の際に、イギリス人将校と誰ぞ(どっかのお嬢さん)がシンガポール陥落直前に死を意識しながら、ロマンチックなセックスをした話と、戦争とセックスは深い関係があるなどと書いてあった。その本の話を久しぶりに思い出した。戦争映画におけるセックスシーンだと映画「スターリングラード」のシーンが思い出される。

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・時間軸が行ったり来たりの構成が、藤沢周平の「風の果て」を思い起こさせて良かった。そういえば、村上春樹のエッセイ集(質問回答集)を読んでいたら、村上春樹は、藤沢周平の小説を一時期、集中的に読んでいて日本語がお上手との評があった。私の中では(藤沢周平村上春樹ラブクラフトイシグロカズオ)はひとくくり。