(書評レビュー)強欲資本主義からポスト資本主義へ、マルクスは現代をどう読むか(宮﨑哲也)を読んで

「強欲資本主義からポスト資本主義へ、マルクスは現代をどう読むか(宮﨑哲也、秀和システム社)」を読みました。前半のマルクス経済学の部分は、一応読みましたが、使われている用語になじみがなさ過ぎて、読み終わった頃にはすっかり忘却の彼方へ。

ただし、後半の現在社会の批判的な読み解きとそれに関連した経済学の紹介(ポスト資本主義、グラミン銀行、ジャク・アタリ、公益資本主義、プラウト経済民主主義)の部分は、読み甲斐がありました。経済学は学生の頃、まったく学んだことはないのですが、2000年頃から、気にしながらブログを読んだり、書評で紹介された本を斜め読みしたりしながら、気にしていたのですが、なんだか全体像というかストーリーが綺麗に見えてこず、バラバラな感じがあったのですが、ここを読んで若干つながり感がありました。これが正解ということもないのでしょうけれども。大きなストーリーがつながるのは良いですね。物語の終焉などと言われることもありますが、人は物語を理解の中においているのは確かでしょうか。では物語とは何か。原因があって結果がある。それが連鎖的につながる、これは物語だと思います。この本の後半は、私のような非専門家にもこの因果の関係を見せてくれるよい本だと思います。

 よく日本史が不得意な子は年号と人名を覚えたがる、得意な子はストーリーを追っていくという話を聞きますが、このストーリーですよね。すごくこのストーリ−を感じさせてくれました。

 

おすすめ。以上、現場からでした。