最高の乗り心地のママチャリ自転車を作る(Brooks B190 Saddle+スプリング付きシートポスト+手袋)

天気がよくなって、職場まで自転車で通い始めました。天気がよいだけでなく、少しばかり運動しなければという思いもありました。寒いうちは億劫で自動車や地下鉄で通うのですが、季節がよくなればいつも自転車です。例年は、折りたたみ自転車のBromptonでよく通っていたのですが、気楽に乗れないというか、置いとけない。さらに途中で買い物をしたり、食事をしたいのですが、さすがにスーパーの自転車置き場におくのも盗難が怖い。ちょくちょくなんの心配もせず、Bromptonをホームセンターの駐車場に駐めている方も見かけるのですが、盗られたらと思うと私はダメです。

そこで、今年はもう12年ほど使っている子育て用の電動自転車で通うことにしました。ハンドルのところへ子供を乗せることのできるタイプです。もう既に子供たちも大きいので、5年ほど前に、前後ともに普通のカゴに換えてあります。もともと子供乗せ自転車なので、フレームがバカみたいに丈夫で、なおかつよく走り、荷物もよく載り、重宝しております。前後にでかいカゴを付けて不格好といえば不格好な実用車なので、盗る人もいないだろうなと思います。

この自転車に乗って職場へ通い始めたのですが、一つ問題がありました。Bromptonロードレーサーで通ったときには、ヘルメットを被り、車道端をすっ飛ばして走るので、フラットな路面であり、体重も手と足とサドルで支えるため、段差を乗り越える時の衝撃はそれほどでもありませんでした。ママチャリなので歩道をのそのそ走るのですが、歩道と車道の間の段差が多くあります。さらにママチャリのサドルにドンと座るため、段差を乗り越える時の衝撃が股間や尻肉にズンときます。

対策1:ゲル入りサドルカバー

この衝動が痛い、たまったものではないと早速に対策を始めました。まずは「ゲル入りサドルカバー」です。このサドルカバーによって、10程度の衝撃が8ぐらいになりました。まだ痛い。ゲル入りサドルカバーは、歩道の段差の衝撃用というよりは、小さな段差、例えば、点字ブロックの段差や舗装の継ぎ目の段差などに有効な感じです。

対策2:スプリングのサドル

次に歩道と車道の段差用にサドルを少し換えてやろうと調べました。どうせならやりすぎぐらいな方が面白いといろいろ調べるとBrooksのB190というスプリングがダブルで付いているすごいサドルがあるではありませんか。これは強そうということでさっそく購入してみました。注文して10日ほどで届き、我が家のママチャリにつけました。まずは大きいので禍々しいほどの存在感があります。昔の商店の配達用自転車のサドルですね。

さっそく近所をぐるっと回っての印象ですが、歩道の段差をスムーズに低減してくれます。10の衝撃が4程度になりました。

ただし、あのBrooksのサドルということで、これは下手したら盗られるぞと心配になります。先に買ったゲル入りサドルカバーをかぶせ(サドルがでかいのでカバーの先端をハサミで切り開きました)、さらに雨の日用のカバーをかぶせ、さらにさらにワイヤー錠を付け、シートポストの高さ調整用のナットを盗難防止用に交換しました。外見は、くたびれた年代物のサドルのイメージです。これを盗る人はいないだろうと感じます。

BrooksのB190のレビューですが

    • 品物はさすがのBrooksです。質感が高く、所有欲を満たしてくれます。
    • サイズ感はかなりあります。購入前にメジャーで測定し「これくらいの大きさかな」とイメージしていたものより大きいです。特にダブルスプリングの部分が意外に大きいです。
    • 衝撃の低減ですが、スプリングが硬いのか、小さな衝撃(カタカタ)は伝わってきます。大きめの歩道の段差の衝撃を吸収している印象です。小さな衝撃(カタカタ)はゲル入りサドルカバーを被せると綺麗に消えました。スポーツカー用のサスペンション(フワンフワンではない)というイメージでしょうか。前後方向だけでなく、横方向の揺れも吸収しているイメージがあります。なんていうだろうか、自転車でカーブを曲がるときに「スプリングが働いている」という印象を受けました。それが良いのか悪いのかはよく分かりません。乗り心地の良さ(統一感?)につながっている印象です。スムーズに曲がれるというイメージでしょうか。
    • セナアナトミカのサドルを別の自転車に付けているのですが、B190の方が硬いですね。まぁスポーツ車用(セナアナトミカ)と実用車用(B190)ではもともと違いますか。セナアナトミカは、私にはかなり良いサドルでした。
    • ママチャリのシートポストにきちんと付きましたよ。
    • 正直、ママチャリにはオーバースペックだと思いますが、乗り心地が向上したのは確かです。40分ほど自転車を漕いで、歩道の段差を乗り越えて、そこそこのスピードで走っても私のお尻には低ダメージです。

 

対策3:スプリング入りシートポスト

さらなる高見を目指して、スプリング入りのシートポストを購入してみました。ネット上では悪評を散見します。2000円程度の品物だったのと、BrooksのB190が既にある程度の効果を発揮していたので、ダメならいつものメルカリ行きよと購入してみました。

さっそく取付ましたが、ぜんぜん効果なしです。いろいろ調べてみると

  • まずは、先端を叩いて、固着を外す。
  • グリススプレーをふいて、滑らかに動作するようにする

とありました。さっそくハンマーでたたき、グリススプレーをふきますが、動いている印象がありません。がっくりして、とりあえずそのままにして次の朝、乗るとスプリングが効いて、ボヨンボヨンしておりました。一晩経って、グリスが回ったんですね。

さっそくスプリングの効きを調整したところ、最柔でも特に違和感なく乗れました。その乗り心地ですが、

  • ゲル入りサドルカバー+Brooks B190ダブルスプリング+スプリング入りシートポストの相乗効果で、10の衝撃が1のレベルです。
  • 非常に滑らかに段差を乗り越えていきます。高級なハイヤーに乗ったときのボヨンボヨン感ですね。ママチャリ界のクラウンでしょうか。いままでガッツンガッツン来ていた段差をスルーッと抜けていきます。
  • BrooksのB190が衝撃を無くす方向の効果を発揮させているとすると、スプリング入りシートポストは、衝撃の伝わる時間を遅くして、ガッツーンという衝撃をボヨーーンボヨーンとゆっくり伝えることにより衝撃をいなしている感じです。
  • サドル座面からの衝撃がほぼなくなったことにより、フロントフォークからハンドルへ伝わる衝撃が意識されるようになり、それまで思いもしなかった「手が痛い」になりました。
  • 面白いのは、それまで自宅から職場まで、このママチャリで47,8分前後の時間がかかっていたのが、40分程度でつくようになりました。たぶん段差やカーブの通過速度が早くなったんでしょうね。自分でも段差で体重を抜く動作をしなくなったのが分かります。特に体重を抜かなくても痛くないんですよね。乗っていてもママチャリの路面への追従性がよく、自転車ペダルを漕いだ力のトルクが綺麗に後輪にのって、前進する力になっているのがよく分かります。上下動してない。

対策4:ハンドルからくる衝撃

最後に、ハンドルからくる衝撃ですが、これはフロントフォークをサス入りにでもしないと無理かなと思っておりました。いろいろ調べたのですが、我が家の電動自転車に合うサス入りフロントフォークは見つかりませんでした。

あきらめていたところ、ふと思いついて、モンベルMBT用のサイクリンググローブをはめて乗ったところ、無事に衝撃を低減できました。これでほとんど衝撃を感じず、ママチャリにて走ることができました。サイクリンググローブの衝撃吸収性について意識したことがなかったのですが、たいしたものですね。

調子に乗って今度はママチャリのハンドルにバーテープを巻いてみたところ、全く効果を感じませんでした。それどころか太くなってコントロールしにくかったので、1日だけ利用して、次の日には剥がしました。