映画「はじまりへの旅」感想、子供にNHKしか見せないという親戚を思い出した。

映画「はじまりへの旅」をミッドランドスクエアシネマ2にて観てきました

映画生活「はじまりへの旅」

雑感

  • カウンターカルチャーの匂いが濃くある映画でした。最近、あまりカウンターカルチャー的な雰囲気のあるものを私は目にすることがなかったので、新鮮でした。小学生の頃とか、裾拡がりのパンタロンを履いた人がまだぼちぼち街にいた。最後に見かけたのは12,3年前に勤め先に短期的に来ていた女性(たぶんその当時40代後半)が裾拡がりのデニム地のパンタロンを着ていたのが最後か。ただしカウンターカルチャー的なパッチのあたったチューリップ帽自体は、3年ほど前に、退職された先輩を街で見かけたら、ごく普通に被ってらしゃった。いずれにせよ、最近はカウンターカルチャーテイストのものが減ってきましたね。その分、新鮮でした。
  • あちこちレビューサイトにも書いてあったし、パンフレットに斉藤孝先生も書いてましたが、私も教育に関する映画だという印象を強く受けました。親が子供に自分の信じるところに従い、良き教養を身につけさせようとする。それが行きすぎると世間とのズレが発生し、社会化の際に障害となったり、偏屈な人と思われたりで苦労するという話ともいえるかも。でもこの映画の中に出てきた主人公達の従兄弟たちの俗世間に毒されたダメさぶりに、既存の教育システムの駄目さがどこから来るのかなともかんがえさせられました。同時に、主人公達のお兄ちゃんに「本で学んだことだけ」という発言をさせていることから、この映画がロードムービーになっていることの重なりがあるんでしょうね。
  • 我が家の子供たちにも、(他所様と同じく)いろいろ習い事や教材をさせておりますし、それとなく自分が良いと思う本や映画を見せております。またあーだこーだと我が家の経験した歴史を話して聞かせたり、田舎の近所の家の出来事(火事を出して大変なことになったとか、勉強ができる人が出て大変にえらくなったとか、ギャンブルにはまって逃げたとか)を話したりします。これも家庭教育の一環ですが、いつか我が家の子供たちもこの家を飛び出して、自分たちの「はじまりの旅」をすることを期待しております。ただ、我が家の教育が若干世間ずれしているのかもしれないなと思う時もあります。まぁそれはどこの家でも同じかもしれませんね。
  • いろいろなご家庭がありますが、うちの親戚で子供にNHKしか観せないというご家庭があったのを思い出しました。どんなテレビ番組を見せるかもある種の教育ですね。うちはこれはダメというのはないのですが、よく観ているのは

アメトーク鉄腕DASH、世界の果てまで行ってQ、世界街歩き、NHK朝ドラ、しくじり先生、今ちゃんの実は、サザエさんドラえもんちびまる子ちゃん

というとこでしょうか。あんまり考えずに親が好きなTVをそのまま見せてますね。

  • ずれに関して考えさせるという点でこの映画を観て良かったです。いきすぎてバランスを欠くのはマズイ。映画の最後は良い感じでバランスの良い終わり方だったと思います。