夫婦で映画「沈黙」を観ました。

”ラジオスター”の伊集院光さんの大ファンなのですが、彼が「沈黙」を観たと聞いて、必ず観なければと思っておりました。ぜひ夫婦で観ようと思っておりましたが、なかなかタイミングが合わず、やっと観に行く事ができました。

伊集院光、映画『沈黙-サイレンス-』で光る日本人俳優たちの演技を絶賛「演技力が凄くて」

沈黙前史

私の祖母が小説家の佐藤愛子さんが好きで、彼女の小説やエッセイが実家にあり、字が書いてあれば何でも読む派だったので、とりあえず佐藤愛子さんのものはよく読みました。その佐藤愛子さんのエッセイの中に遠藤周作さんが良く出てきて「ハゲ」だの「奇人」だのと書いてあってそんな人なのかなとぼんやり思っておりました。二十歳前後頃だったと思いますが、やっとまともに遠藤周作さんの作品を読んで、まぁなんともすごいなと思いました。たぶん沈黙、海と毒薬ちらほらいくつか読んだような覚えがあります。でもすっかり忘れておりました。たぶん何か合わなかったでしょうね。でも22,3歳頃に、ひとしきり宗教的なことについて考え込む時期もありましたので、まったく縁がないわけでもない。

妻は、遠藤周作を読むような流れや雰囲気はない気がするのですが、誰に紹介されて、読んだのかは野暮なので聞かないようにしましょう。

感想:逢仏殺仏

見終わって、とりあえず思い浮かんだのは、神が沈黙するのは「一は全にして、全は一なる」からかなと思いました。酷な言い方ですが「仏陀が歩いていたら,仏陀を殺せ」かな。ナマイキですが、こんなことをふと思いました。

「仏に逢うては仏を殺せ」の意味

俳優の皆さんの演技は、イッセイ尾形さんの表現がよかったです。また、ちょくちょく「こんなことは形だけ」とか「こんなことはやりたくない」とかセリフとその言い方、タイミングが抜群、日本的だなぁと感嘆しました。ここは良いですね。本音と建て前が良い感じに表現されていて、こういうことをこういう風に表現するのはあまり見たことがなくて新鮮でした。マスコミで悪人に描かれていても案外、周りの人にはそれほど悪い人とも思われていないの良い表現だと思いました。外国の人が監督なのによくこんな表現ができたなとすごく感心しました。

「沈黙ーサイレンスー」イッセー尾形に米で絶賛の声。オスカー候補の可能性は?

だそうです。すごいですね